【空調サービスエンジニア】業務委託で独立開業!初期投資はいつのタイミングでいくらかかるのか

悩んでいる人
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空調サービスエンジニアで独立開業の募集があるんだけど、初期投資が結構かかりそうなので自分にできるのか分からないなぁ。いつのタイミングでいくらかかるんだろう。

 

そんな疑問にお答えします。

 

本記事の信頼性

この記事は、未経験資格なしからメーカーと業務委託契約を結び、サービスエンジニアとして独立開業したビンゾウが執筆しています。いつのタイミングでいくらかかったのか解説していきます。

 

初期投資はいつのタイミングでいくらかかるのか?

まず言っておきたいのは、初期投資はまとめて一気に払うのではありません。空調サービスエンジニアとして独り立ちするまでの約1年の間で順番にお金が必要になってきます。私が実際にお金を払った時期と額は以下の通りです。

  • 1~2カ月目・・・法人設立費用(約10万円)
  • 3か月目・・・総合工事保険加入費用(約10万円)
  • ~6ヶ月目・・・工具類を少しずつ購入(約15万)
  • 7ヵ月目・・・中古車購入(リース月額約3万円+任意保険約2万円)
  • 8か月目・・・研修費用(約50万円)+ホテル代(約15万円)
  • 12ヶ月目・・・残りの工具類を購入(約15万)

合計で約115万の支払いに加え、7カ月目より月額5万円を支払っています。それではひとつずつ内容を見ていきましょう。

 

【1~2カ月目】法人設立費用

業務委託契約するためには法人であることが必須条件となっていたので、すぐに取り掛かりました。私の場合は会社設立freeeを使って、株式会社より設立費用の安い合同会社を自分で書類を作成して手続きしたので、法人のハンコセットや電子認証代行費用も含めても約10万円ほどで済みました。司法書士さんにお願いするともっと費用はかかると思うので、会社設立freeeを使って自分でやってみることをおすすめします。

業務委託契約のために合同会社を設立したよ

 

【3ヶ月目】総合工事保険加入費用

業務委託契約を結ぶ条件として、賠償責任保険と労災保険に加入していることが条件となっていたので、業務委託先からおすすめされた保険に加入しました。サービスエンジニア向けにカスタムされた保険で、オプションで労災補償も付けました。これで約10万ほど。ちなみに会社設立した時点で立場は経営者となり国の労災保険は適用されないので、オプションの労災補償は必須です。

 

【~6ヶ月目】工具類を少しずつ購入

初めのうちはどんな工具を買えばいいかわからないけど、先輩エンジニアの方がどんな工具や計測器類を使っているか観察することによって必要な工具がわかってきます。その中から、使用頻度が高くてすぐに買えそうな物を優先的に、半年かけて少しずつ購入していく感じで一気に揃えなくても大丈夫です。

空調設備サービスエンジニアの業務委託するのに購入した道具

 

【7カ月目】中古車購入

車の購入はもうちょっと遅くても大丈夫でしたが、ちょうど消費税が上がるタイミングだったのでその前にと思って購入しました。ハイエースの方がほとんどですが、自分の場合はもう一回り小さくて安い中古のNV200にしました。大体100万円ほどでしたが、一括で払うのではなく会社名義のリースで購入しました。それと合わせて任意保険にも加入。これも業務委託契約する上で必須条件の一つとなっていました。支払いはリースが月額約3万円+保険約2万円です。

仕事用の車にハイエースじゃなくバネット(NV200)を選んだ理由

 

【8か月目】研修費用+ホテル代

研修費用約50万円を一括で振り込まなくてはいけないので、結果的に一番まとまったお金が必要となり大変な出費でした。しかし、このお金は後から返ってくるのでそれまでの辛抱です。ちなみに研修を受けなくても一人立ちする事は可能ですが、私のような未経験から空調サービスエンジニアを目指すのであれば受講した方が絶対にいいと思いますよ。

研修期間中はホテルに泊まっていました。ホテル代の一部は業務委託先が補助してくれるので実質一泊あたり2千円ですが、70泊程するので15万円ほどかかります。支払いはまとめて払うのではなく、ひと月ごとに〆て翌月末払いとなっていたので、多くてもひと月4~5万円の出費でした。

空調サービスエンジニアで独立開業するため約3カ月の集合研修に参加してきたよ

 

【~12ヶ月目】残りの工具類を購入

まだ揃えてない工具や計測器類を購入しました。空調サービスエンジニアに必要な工具類の中でも高額なフロン回収機(約10万円)とガス溶接機(約5万円)が残っていました。まだ全部の工具類が揃った訳ではないけど、最低限必要な工具類はこの時点で揃いました。

 

初期費用を抑えるポイントは会社設立と車

初期費用を抑えるポイントとしては

  • 会社設立は自分で
  • 株式会社ではなく合同会社
  • 車は中古車

といった所でしょうか。細かな所を言えば、工具類なんかもメルカリやヤフオクで購入すれば安く抑えることができると思います。研修については痛い出費となるのは確かですが、後から返ってくることを考えると、研修に参加して知識と技術を身に着けた方が絶対にお得です。かなり充実した研修を実質無料なのだから受けない理由はないです。

と言う訳で、なんだかんだ言って100万円以上は初期投資に掛かってきますが、それぐらいなら退職金でなんとかなりませんか?退職金がなくても、まとめて100万円の支配いが必要になる訳でもないので何とかなると思います。ぜひ空調サービスエンジニアへの道を挑戦してみてください。

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