こんな疑問にお答えします。
この記事を読むことでエアコンのフィルターの掃除の仕方や、掃除をしないとどうなるのかがわかります。
目次
✔本記事の信頼性
この記事は当ブログ管理人のビンゾウが執筆しています。まったくの素人からエアコンを修理する「空調サービスエンジニア」として独立開業しました。見習い期間には空調メーカーが主催する研修でみっちりと空調について勉強してきました。「空調サービスエンジニア」の仕事に興味がある方はこちらの記事をどうぞ。
エアコン修理屋が教えるエアコンのフィルターの掃除方法
①フィルターを取り外す
まずはエアコンの全面パネルを開けてフィルターを取り出します。機種によってはフィルター部分に蜂の巣状の別の「フィルター」がついているものもあります。それは水洗いできませんので注意してください。
②ホコリを落とす
外したフィルターにホコリがびっしりと着いているようでしたら、ブラシ等で落として下さい。このときに使うブラシは、100円ショップに売っているようなミニほうきがおすすめです。
③洗浄剤を吹きかける
大体のホコリを落としたら洗浄剤を吹きかけます。このときに使う洗浄剤としてマジックリンがおすすめです。キッチンの近くで油汚れがひどくてもアルカリ性なのでよく落ちます。
④ブラシでこする
ホコリをおとす時に使ったブラシでフィルター表面をゴシゴシと洗います。
⑤水できれいに洗い流す
ブラシで磨いたあとは水できれいに洗い流します。
⑥水を切って乾かす
後は乾かして終了です。簡単ですね。
フィルター掃除をしないとどうなるのか?
・空調能力の低下
フィルターが目詰まりすることによって部屋の空気を吸い込むことができなくなる為、エアコンから吹き出される空気も少なくなります。なので冷えも悪くなります。
・電気代の増加
フィルターが目詰まりすることによって風量が落ち、設定温度まで冷えるのに時間がかかってしまう為、その分電気代がかかることになります。
・機械の故障
フィルターが目詰まりすることによって部屋の中の熱を吸収することができず、熱交換器の中の液冷媒が蒸発できずに液状のままコンプレッサーに戻ってしまいます。その結果、液圧縮してコンプレッサーが破損してしまいます。むずかしい事を言ってしまいましたが、とにかくフィルターの汚れは機械にとってはよくありません。
フィルターの奥の熱交換器の汚れがひどい場合
フィルターがいくら綺麗になっても、その奥にある熱交換器とよばれる部品が汚れていると、フィルターが汚れているのと同じことになってしまいます。こちらは自分で掃除するのは難しいので、専門業者にお願いしましょう。掃除するのに1万円~はかかると思いますが、汚れたままつかった場合の電気代と壊れた時の修理代を考えたら、絶対掃除してもらった方が結果的にいいですよ。
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