エアコン修理屋が教えるエアコンの効きが悪い原因と解決策

悩んでいる人
悩んでいる人
最近エアコンが効かないんだけど、原因はなに?
できれば解決策も知りたいです。

こんなお悩みにお答えします。

この記事を読むことでエアコンが効かなくなる原因がわかり、的確な対処ができるようになりますよ。

 

本記事の信頼性

この記事は当ブログ管理人のビンゾウが執筆しています。まったくの素人からエアコンを修理する「空調サービスエンジニア」として独立開業しました。見習い期間には空調メーカーが主催する研修でみっちりと空調について勉強してきました。「空調サービスエンジニア」の仕事に興味がある方はこちらの記事をどうぞ。

空調サービスエンジニアはどのような仕事をしているの?

 

前提条件として今回は、冷房で使用していて効きが悪い場合について解説していきます。

 

エアコンが効かない状態には2種類ある

まずはじめに「エアコンが効かない」と言いますが、効かない状態にも以下の2種類あります。

  • 冷たい空気を作れてないので効かない状態
  • 冷たい空気を作れているけど効かない状態

まずはここから切り分けて考えてみましょう。ちなみに冷たい空気が作れているかどうやって判断するかと言うと、エアコンの吸い込み口(本体上部)と吹き出し口の温度を測り、±15℃前後の温度差があれば冷たい空気は作れていると判断できます。

 

冷たい空気を作れない状態

冷たい空気が作れない状態というのは、機械的になにか原因があることが多いです。

 

◆冷媒ガスの不足

エアコンが効かないといったら「ガスがない」とよく聞くと思います。大雑把にエアコンの仕組みを言えば、エアコンの中には配管が通っており、その中に冷媒ガスが入っています。その冷媒ガスが冷たくなることで配管を冷やし、そこに部屋の空気をあてることで冷たい空気を作っています。そのガスが不足していたら当然冷やす能力は発揮できません。解決策は、

  • ガス漏れしている箇所を修理した上でガス補充

となります。これは専門業者に対応してもらうしかありません。

 

◆配管系統の詰まり

冷媒ガスが流れる配管が詰まってしまうことで、冷やすべき所に冷媒ガスが流れなくなって冷やせなくなります。解決策は、

  • 詰まっている部分を特定し、取り除く

となります。主に、膨張弁とよばれる部品が壊れてて詰まっていることが多いです。これも専門業者に対応してもらうしかありません。

 

<判断の目安>

じゃあ、どうやったらガス不足や配管系統の詰まりだと判断できるのかというと、これは専門業者にお願いして点検してもらわないことには判断できません。ただ、絶対とは言いませんがひとつの目安として、室外機に繋がっている2本の配管をみて、細い管(液管)に霜が着いていたり、太い管(ガス管)をさわるとぬるかった(正常だと冷たい)らガス欠の可能性があります。

 

◆室外機の冷却不良

エアコンの室外機の役割は、ファンの力を使って室外機内部にある熱交換器に風を当て、室内で吸収した熱を外に放出することです。なので、暖かい風がでてくる室外機の前に障害物があったり、そもそもの外気温が高い、熱交換自体が汚れている熱交換器を冷やす事ができません。そうなると冷媒配管内の圧力が高くなり、それにともなって空気を冷やすための温度も高くなって部屋も冷やせなくなります。解決策としては、

  • 室外機の廻りに物を置かない
  • 室外機に水をかけて冷やす
  • 室外機(熱交換器)の洗浄

となります。

 

冷たい空気を作れているけど効かない状態

冷たい空気が作れているけど冷えない状態というのは、なにか外的要因があることが多いです。

 

◆能力不足

部屋の大きさに対してエアコンの能力が足りないと、エアコンがいくら頑張っても冷えません。吹き抜けとなっている部屋とか、直射日光が入りやすい部屋は要注意です。エアコンを購入するときには、こういった情報を販売店さんに伝えた上で能力負荷計算してもらう必要があります。「〇〇畳用」だけで判断すると能力不足になってしまうことがあるので注意が必要です。解決策は、

  • 能力の大きなエアコンに買い替える
  • もう一台増設
  • 日光の遮断 など

となります。

 

◆吹き出し口のショートサーキット

室内機の周りに障害物があることによって、吹き出した冷たい風をそのままエアコンが吸い込んでしまい(ショートサーキット)、もう冷えてると判断して出力を落として冷えなくなることがあります。解決策としては、

  • 障害物の除去

となります。

 

◆フィルターの詰まり・熱交換器の汚れ

室内機のフタを空けるとフィルターがついています。そのフィルターが詰まっていると吸い込む空気量が減少し、それに伴って吹き出す風量が減少するため効きが悪くなります。また、フィルターが詰まってなかったとしても、その奥にある熱交換器が汚れていると同じ結果になってしまいます。解決策としては、

  • フィルターの掃除
  • 熱交換器の掃除

となりますが、フィルターの掃除は自分でできると思いますが、熱交換器の掃除となると専門業者に頼まないと難しいかもしれません。よくホームセンターとかでエアコン用クリーナーとか売ってますが、あまりお勧めしません。洗浄剤の成分によっては部品の劣化を進めてしまう恐れがありますので、専門業者に掃除してもらうのがおすすめです。

 

まとめ

今回は、冷房で使用していて効きが悪い場合の原因と解決策について解説してみました。ガス不足や冷媒配管の詰まりは専門業者を呼ぶしかありませんが、フィルター掃除などは自分でできる領域です。フィルターが詰まったまま運転を続けていると他の故障へと繋がる恐れもあるので、定期的に掃除する事をおすすめします。

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