空調設備サービスエンジニアになるための修行が始まった

どーも、空調設備サービスエンジニアの仕事をするべく準備をすすめているビンゾウです。会社設立も無事に済み、いよいよ見習いとしての仕事が始まりました。基本的には、自分と同じように業務委託契約を結んでいる方に同行させてもらって補助作業をするといった感じです。では、一日の流れを見ていきましょう。

朝一に拠点にて部品積込み

まず、拠点となる事務所に行って部品の積み込みを行います。どうやら、事前に依頼主から各エンジニアに仕事が割り振られ、日々の訪問スケジュールが決まっているような感じですね。で、その訪問先で必要になってくる部品を車に積み込んで出発するといった流れです。

客先訪問

訪問前に業務依頼書を確認します。業務依頼書には不具合内容や顧客情報が載っており、電話を入れてから訪問します。訪問先は一般宅をはじめ、お店、会社、病院、ホテル等、空調設備が入っているありとあらゆる所へいきます。

訪問先につくと、まずはお客さんの話を聞いて現状を把握します。それからエアコンを点検します。不具合内容は「冷えない」「水が垂れてくる」「異音がする」「動かない」等々、色々あります。点検方法として、目視はもちろん触診したり臭いを嗅いだり、いろんな計測機器を駆使して圧力や温度等を測ったりして診断していきます。ほとんどの場合、部品交換が必要なことが多くその場で直す事ができません。(不具合内容をみて考えられる部品を持参し、その場で修理することも有り)なので、基本的には後日部品を持って再訪問し、交換作業を行うのが通常の流れです。

部品交換作業では、いろんな工具や機器を使用して空調機を修理していきます。エアコン内のフロンガスを回収したり、ガス溶接機で配管を溶接したり、プリント基板を交換したりと、なかなか大変そうです。そして、修理が終わると試運転で運転データを取って正常に作動しているか確かめて、OKならパソコンで伝票を作成してお客さんに引き渡す流れです。

拠点に戻って片付け

一日に数件(忙しい時期だと10件以上だとか…)まわってすべての予定が終わったら、拠点に戻って交換作業で発生したゴミを片付けて終了です。当然、業務委託なので定時はありません。早く終わればそのまま帰宅することも可能です。

同行して思ったこと

  • 部品の在庫を抱えなくていいのはうれしい
  • 経費はガソリン代とちょっとした消耗品だけ
  • 不具合原因を調べる点検作業は知識と経験が必要
  • 空調の仕組みの勉強が必要
  • 部品交換で発生したゴミを回収してくれるのはうれしい

部品は全て依頼元で用意してもらえるので原価がかからない。経費はガソリン代がほとんどで、あとはちょっとした消耗品類(作業手袋やガスボンベ等)といった感じ。廃棄物も依頼元が回収してくれます。ほんと至れり尽くせりです。

しかし、不具合原因をみつける点検作業や部品交換作業はそれなりの知識と経験と技術が必要で、しっかりと勉強しないと身に付けれないですね。だけどこの業界は職人肌の人が多く、日々の仕事のなかで細かく教えてくれるって言うよりは「見て覚えろ」的な空気です。なので、そういった空調の知識や技術は、依頼元が用意してくれる研修コースでしっかりと身に着ける必要があると思いました。

今後、研修に参加したらその様子をまた報告したいと思います。

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